村の休耕地を利用した藍の栽培と藍の染料づくりを行っています。
春~夏の畑仕事から、秋~冬の染料の発酵作業まで、一年を通して取り組んでいます。
[種まき・地植え]
4月ごろ、昨年収穫した藍の種を発芽させ苗を育てます。
その後、6月の梅雨の前ころに、育てた苗を一株ずつ畑に植え替えていきます。
[一番刈り]
7月ごろ、膝丈程度に育った藍を刈り取ります。
[二番刈り]
藍は生命力がとても強く、一度刈り取った後も生長し、8月ごろに二度目の収穫を行います。
[葉っぱこぎ]
藍染に使う葉の部分を茎から分けます。
生葉染めの場合には新鮮な葉が必要なため、収穫したその日のうちに使います。
発酵をさせてスクモにするためにはまずこの葉を乾燥させます。
[スクモ作り]
乾燥させた葉は、その後水分を加え、冬の間に発酵させます。
様子を見ながら、中をかき混ぜ、水を与え、温度を調節して菌の活動を助けます。
日々の管理が大切です。
[スクモの完成 藍建て作業]
藍の成分がつまったスクモに、灰汁やふすまを加えてさらに発酵させて染料ができあがります。
畑での種まきから藍建てまで、およそ一年をまるまる使った作業です。