17年5月活動:藍畑の生育確認と測定など

新緑に包まれた福島県・大玉村での5月の活動を紹介します。

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この日行われたのは、藍畑の生育確認と測定、夏の制作について話し合い、各自進捗報告(滋賀の紺屋視察、インド建築学校についてなど)でした。すくすく育つ藍の葉に誘われてか、いつもに増して大勢のメンバーが東京、大阪、京都、仙台と方々から集いました。

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参加者総勢23名と1匹 / 大玉村の農家の方々、農学者、建築家、大工、服飾デザイナー、現代アーティスト、デザイナー、お直し屋、プランナー、画家、藝大工芸科・デザイン科学生、建築学生、屋久島犬

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「歓藍社は町おこしの事業ではない。当然、その意味合いや村の人にとっていいものである必要ではあるが、関わる自分たち自身が何を掴み取るかというのもあるなと。それは単なる、行政と組んで地域活性化しようという取り組みではなく、かといって、アーティストインレジデンスのような、外部の人を呼んで何かを作らせて観光化を目指した取り組みでもない。いわゆるアーティストみたいな参加者もいるが、彼らがそれぞれの問題意識を持ってただ勝手に活動をしている側面もある。そのバランスを取る方法はもちろんまだ模索中ではあるが、そういういくつかの次元があると認識している。

そういう意味でも、例えば、渡辺未来はファッションデザインをやっているが、ただ布のパターンを作って服を作るだけではなく、それ以前の布自体を作る道具、染めの道具を組み立てようとしている。そういう”ものづくりの全体性”を描くために、建築や大きいものをつくることができる人間が一緒に取り組んでいる。一緒に、歓藍社というチームであり、ひとつの『運動』をつくっている」

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(2017/5/21 佐藤研吾 インタビューより)