21日
今回の目的は、大玉村に自生する竹で子供の遊び場の試作モデルをつくることであった。特に東北以北に自生する柔軟で折れにくい根曲がり竹を使うことにしていた。そ のため、大玉村や安達太良山麓に詳しい彦太郎さんに自生場所を伺ったところ、猪苗代湖に向かうグリーンライン沿い生えてるとのこと。彦太郎さんとの懇談後、根曲竹 を探しに出かけ、グリーンライン沿い標高 900mあたりの赤留川の谷間に生えているのを見つけた。
夜、テントの中で、手に入れた根曲がり竹をどう使うか、今後どうするかの話し合いをする。その中で、茶人、丿貫の大きい傘を使ったお茶会の話と、秋に収穫祭をしてはどうか、という話が出る。丿貫の茶会をモデルとして大きい傘を根曲がり竹でつくり、収穫祭をしてはどうかということになり、屋根のような、傘のようなモデルをつくることになった。
22日
朝、大畑順平さんが合流し根曲がり竹で大きな傘を作る。以前、竹職人に竹の編み方を習っていたのだが、初めて触れる種の竹ということもあって、なかなか、思い通りにいかなかった。 6人で初めだけ編めた竹を木につるし、感覚的に編んでいった。弱いところを補強するように編んでいき、最終的には直径2mほどの貝の様な形になった。
根曲がり竹
製作風景
参加者:林剛平 林ゆりか 林太陽 佐藤研吾 瀧本信幸 宮下成平 大畑順平 かみとゆき 麦