16年5月:藍の苗づくりと発表会

①彦ハウスでの話し合い

前回提案した藍染めについて、藍の栽培から一度実際に行ってみることになり、今回は林剛平が徳島などで分けていただいた種を蒔いてみることになっていた。

朝8時頃彦ハウスに到着すると既に、村の方々が集まってきておられ食事の準備をし てくださっていた。山菜ご飯のすごく良い香りがした。すこし雨が降っており、彦ハ ウスで話し合いと自己紹介。今回は、震災後に南相馬市から移住してこられた藍染と栽培の経験者の後藤さんが参加され、生葉染のハンカチを見せていただく。

 

②種蒔き

11 時頃、雨もあがり種蒔きを始める。128 口の種苗トレー12 枚に三種類の藍の種を 蒔いていく。まずトレーに肥料の入った土を入れていき指で小さい穴をつくり、そこ に二粒ほどの種を入れていく。作業は小さいトレーに20人ほどでかかり30分足ら ずで終了した。種蒔き後、山菜ごはんやタケノコの煮物、フキノトウの酢の物など里 山で採れた山菜を美味しくいただく。

 

20160501-1
種まきの様子

 

20160501-2
育苗用トレー

 

 

③発表会

昼食後、今回も前回同様に発表会を行い、村の方々と意見を交わした。 発表題目 「水による放射線遮蔽効果の応用事例」林剛平 「SATOYAMA学校(仮)の開校とこれからの目標について」佐藤研吾 「東南アジアと学びの場」国枝歓 「竹繊維の実験過程報告など」渡辺未来

 

④畑の視察

蒔いた種から成長した苗を植え替えるために彦太郎さんが用意してくださった畑を視察した。名倉山の麓で少し斜面になっており、大玉村の水田の風景がよく見える。 彦太郎さん考案の濾過装置付き給水タンクもみせてもらった。

 

20160501-5
用意してくださった畑

 

20160501-4
畑から見える風景

 

20160501-3
彦太郎さん考案のろ過装置付き給水タンク

 

訪問者:林剛平 国枝歓 佐藤研吾 瀧本信幸 渡辺未来 川田諒一 宮下成平 下村史 荒木千晶